能登半島地震から3週間が過ぎました。
被災地は復興に向けて懸命な努力を続けておられますが、私たちも様々な形で応援したいと思います。
特に避難所における感染症の伝搬拡大が心配されます。
JFK(一社)次亜塩素酸水溶液普及促進会議は、早くから石川県に対して次亜塩素酸水溶液及び関連商品の寄付を申し入れているが、まだお返事はないようです。
さて、私はダイレクト出版の月間ビジネス選書を愛読しています。時々ページをめくる程度ですが、重宝しています。今年の1月は「Vision Driven – 理想の会社を作る10の質問」で、毎月多くの書籍の中から私たちに役立つと思われるものを選んで翻訳して届けてくれるのです。
マーケティングでは、日本より5~10年も進んでいると言われるアメリカの最新の情報が得られるのは、素晴らしいことです。
何気なく今月届いた「Vision Driven – 理想の会社を作る10の質問」のページをめくっていた私は、「センメルヴェイス反射」という言葉が目に留まり、前後を読んでみました。思い出しました、3年も前のことですが、ワーウォマンスリーレポート第33号で書いたのは「ゼンメルワイス反射」、同じことを意味する言葉です。
まさかそれをアメリカのビジネス書で見るとは!
元々は次亜塩素酸水溶液が使われ始めた原点を調べていたら、ゼンメルワイスがウィーンの総合病院の産科で、今まで素手で亡くなった産婦の解剖をしその手で新生児を取り出していたのを改め、さらし粉を使って手指消毒をし臭いまで除去したことから、産婦の死亡率を激減させた事実に出会ったのです。
「ゼンメルワイス反射」、「センメルヴェイス反射」どちらも同じですが、現状を覆すような新たなビジョンや理解を拒絶する現象としてこの言葉が生まれたのです。このような現象が新たなビジョンを発表したときに生まれるかもしれません。そうした時には、次の3つの心構えを忘れないでください。粘り強さと高潔さ、そして勇気です。粘り強く抵抗に対処していくうちに、リーダーも強くなっていきますし、苦労した分だけその成果も大きいのです。
これが月間ビジネス選書の今月送られてきた書籍に書いてありました。